2011年11月15日火曜日

晩秋

古びた旅館の一室でそばを注文して待っている時でした。凝った作りのこれも年代物の
障子窓に、もう飛べないのでしょう、とんぼが羽を拡げたままじっとしていました。
そこへ突然、夕日が射しこんできたのです。墨絵のような世界がいきなり華やかになり
とんぼの羽も赤く染まりました。救われたような気がしました。


コンタックスST 35mmF1.4 f2.8 オート フジクロームベルビア

0 件のコメント:

コメントを投稿