2012年12月31日月曜日

千本鳥居

太鼓谷稲成神社参道の千本鳥居です。今はこの参道を利用する人が少なく、
参道階段の踊り場ごとに在った土産物売り場は、殆ど無人です。以前は人通
りも多く店の主も暇を見付けては、こまめに参道を清める姿をよく見掛けました。


コンタックスN1 24-85mm f8 オート フジクロームベルビア

2012年12月30日日曜日

奥の宮へ

須我神社奥の宮の結界としての注連縄です。奥に見える急な長い階段を
登り詰めた所に夫婦岩と呼ばれる巨石があります。少し小さな三つ目の岩
が在って、その岩を子供に見立てて、今では子宝に恵まれるパワースポット
として人気があるそうです。本来、この巨石は磐座(いわくら)であり、須賀の地
の総氏神として信仰されていたものです。静かに雪が降っていました。

ニコンD700 24-120mm f5.6 オート ISO800

2012年12月29日土曜日

早朝の光が

朝の光が境内にすだれ模様を作っています。早朝の境内はこの時季にしては暖かな空気
に包まれていました。竹箒で境内を清める神職の姿が光の中に浮かび上がっています。神
職が使う竹箒の音だけが静けさの中に聞こえてきました。


ニコンF6 24-120mm f11 オート フジクロームベルビア


2012年12月28日金曜日

巫女舞

津和野の太鼓谷稲成神社の拝殿での巫女舞です。多分練習なのでしょう、動きがあまり
スムーズではないように想えました。初もうでの参拝者数は三箇日で25万人、島根県では
出雲大社に次いで2番目の参拝者数です。暗い拝殿の中で続けられる巫女舞を観ていると
巫女の白い衣装がふわふわと揺れ幻想的な気分になります。

コンタックスN1 24-85mm f4 オート フジクロームベルビア

2012年12月27日木曜日

白菜畑

大山山麓の西伯郡伯耆町の一帯は、この時季大規模な大根畑が広がっており、集団で収穫
作業をしておられましたが、中には夫婦で収穫作業をしておられる小規模と云ってもかなり広い
白菜畑もありました。傍目にはとても美味そうな雪をかぶった白菜と青空の下美しく見える風景
も作業をされるお二人にとっては大変なんだろうと思います。

ニコンD800 24-120mm f11 オート ISO400

2012年12月26日水曜日

煌きの中を

時折、雲間から顔を出す陽の光を受けて湖面が煌き、乱舞する光の中に遊弋する白鳥たちの
姿が浮かび上がります。優雅に水面に浮かぶ白鳥が実は水面下では激しく足を動かしている
と云う話が常識の様になっていますが、殆どの水鳥は実際には油脂腺から出る油を羽に塗り
撥水性を持たせ、羽毛の間に空気を含ませて浮いています。優雅に遊んでいるのです。

ニコンD800 80-400mm f5.6 オート ISO800

2012年12月25日火曜日

斐伊川河口

白鳥たちの休息場所としては斐伊川河口は多分理想的な所だと想いますが、それ以上に
私たちにとっても撮影のしやすい場所です。葦原と宍道湖、島根半島の山々、遠くには大山
眼を転じれば簸川平野と築地松、背景に困る事はありません。

ニコンD800 80-400mm f5.6 オート ISO800

2012年12月24日月曜日

しじみ船

斐伊川河口付近には沢山のシジミ漁の船が操業中でした。傍らでは白鳥たちがのんびり
遊弋していましたが、そろそろ食餌時の様で三々五々飛び立っていきます。この時季なら
ではの宍道湖の風景です。


ニコンD800 80-400mm f5.6 オート ISO800



2012年12月23日日曜日

真雁

マガンが物音に驚いて飛び立った所です。尾羽が扇を開いた様な模様になっていて、とても
印象的です。こちらに来ている雁はもう一種類いてヒシクイがいます。こちらの方がマガンより
一回り大きくて黒いくちばしの先に黄色いアクセントがあります。どちらも天然記念物です。

ニコンD800 80-400mm f5.6 オート ISO800

2012年12月22日土曜日

収穫

大山山麓西伯郡のこの一帯は大根畑が沢山あります。前日に降った雪に覆われていました。
積もった雪の上に飛び出た大根の葉が雪の白に映えて美しく、葉の形に盛り上がった雪の形
が逆光に浮き上がって遠くまで続き、大勢の人が懸命に収穫作業をしておられました。作業を
されている方は大変なのですが、傍観者の私は美しい風景に見とれていました。

ニコンD800 24-120mm f16 オート ISO400

2012年12月21日金曜日

じゃまだ!どけ

寛いでいたところへおばちゃん運転する軽ワゴンが。よほど急いでいたのかクラクションを
鳴らしながら、それでもスピードを落としながら通りぬけていきました。部外者の私は「なん
と云う理不尽、風情も何もあったもんじゃない」と憤るのですが、地元には地元の事情があ
るのでしょう。去っていく車に付けられた古い高齢者ステッカーが眼に残りました。

ニコンD800 80-400mm f5.6 オート ISO400


2012年12月20日木曜日

道に

よほど慣れているのか、道の上でのんびりとしています。道を横断する姿はよく見掛けますが、
道の上での集団のこの姿は初めてです。危険のない安全な所だとの認識が彼らには備わった
のかもしれません。観ていてとてもなごむ風景です。


ニコンD800 80-400mm f5.6 オート ISO400

2012年12月19日水曜日

簸川平野に

今年は久しぶりに簸川平野に白鳥が戻って来ました。斐伊川の河口に羽を休めて、簸川平野
で食餌をする。以前は普通の風景でしたがここ数年来、簸川平野では白鳥の姿を観ることが出
来ませんでした。マガンも沢山いますので今年の簸川平野は賑やかです。


ニコンD800 80-400mm f5.6 オート ISO400

2012年12月18日火曜日

コウノトリ

今日(12月18日)、簸川平野でコウノトリに出合いました。野生のコウノトリを観るの初めて
です。かつては留鳥として日本列島でも普通に生息していましたが1986年を最後に、国内
繁殖のコウノトリは絶滅してしまいました。分布は東アジアに限られ、中国東北部やアムール、
ウスリー地方に2000~3000羽しかおらず絶滅の危機にあります。中国南部で越冬のため
の渡りをする途中で渡来する事がしばしばあるそうです。日本では近年、兵庫県豊岡市などで
人工繁殖による再野生化が行われています。

ニコンD800 80-400mm f5.6 オート ISO1600

2012年12月17日月曜日

怪雲

中海で出会った雲です。雲の高度はかなり低くて多少雪も降っていました。突然、雲の一部が
まるで生き物の様にするすると、眼の前に降りて来たように感じました。残り少ないけど今年は
辰年、「年男の私に挨拶に来てくれたのかな。」とても神秘的な光景でした。


ニコンD800 80-400mm f8 オート ISO400

2012年12月16日日曜日

夕陽に向かって

稲佐の浜です。夕日に向かって歩くお年寄りと犬。雲間から射す落日の光芒と赤く染まって
穏やかな波を寄せる海。太古から変わらぬ自然の営みを前に、神話の時代にこの浜で起こ
ったであろう出来事に想いを馳せてみるのも一興でしょう。


ニコンF6 24-120mm f8 オート フジクロームベルビア

2012年12月15日土曜日

白樺

奥大山スキー場の白樺です。すっかり葉を落とした枝に宿り木が姿を現しました。
この時季の宿り木は結実していて、鳥が来るのを待っています。日射しを受けて白
く輝く幹が澄んだ青空に映えていました。

ニコンD700 24-120mm f8 オート ISO800

2012年12月14日金曜日

原尻の滝

大分県豊後大野市に在る原尻の滝です。山間部ではなく緒方平野のど真ん中に在る日本離れ
した滝です。落差は20mと平凡ですが幅は120mもあります。別名は東洋のナイアガラ、とても
スケールの大きな滝です。120m幅いっぱいに流れる所を観てみたいものです。


ニコンF6 24-120mm f8 オート フジクロームベルビア

2012年12月13日木曜日

小春日和

宍道湖に久しぶりに暖かい陽射しが戻りました。小春は旧暦10月の事なので本来なら、
使ってはいけないのでしょうがあえて小春日和と云わせていただきます。船小屋のトタン
屋根が陽射しに輝いて、穏やかな水面に雲が映り、遠くの方にキンクロハジロが遊んで
居ます。昨日までの寒さがうその様です。今夜はふたご座流星群のピークです。貴重な
一日となりそうです。

ニコンD800 24-120mm f8 オート ISO400

2012年12月12日水曜日

宍道湖より

宍道湖越しに遠望する大山は、間近で観る大山とは違った趣があります。独立峰として
孤独であるはずの大山が、連山の中に在って安らぎを覚えている様な気がします。夕日
を受けて赤く染まった大山が微笑んでいるようでした。

ニコンD700 80-400mm f8 オート ISO800

2012年12月11日火曜日

ナナカマド

ナナカマドと云えば山好きな私にとって馴染みの深い樹で、夏山の青葉も露をまとった姿に
存在感があり、秋の紅葉は見事の一語に尽き、葉が散った後に残った実が雪山に映える姿
の鮮やかさは格別です。この樹は深山が似合います。


ニコンD700 80-400mm f8 オート ISO800


2012年12月10日月曜日

飛砂

鳥取砂丘へ行きました。馬の背に登るまではそれほど強い風ではなかったのですが、
頂上に着いたころから急に強くなりました。顔に当たる砂が痛いのです。カメラも可哀そ
うなので早々に逃げ帰りました。寒いし痛いしひどい目にあいました。

ニコンF6 24-120mm f8 オート フジクロームベルビア

2012年12月9日日曜日

今年の柿は里型の様です。里の残り柿は沢山あるのですが、山に入ると途端に残り柿が
少なくなってしまいます。大山山麓では殆ど無く、やっと見付けたものです。雪化粧した枝
が複雑に絡み合って、点々と柿の赤をみせる様は柿の老木が持つ生命力を感じます。

ニコンD800 24-120mm f8 オート ISO400

2012年12月8日土曜日

日本海

今、日が沈もうとしています。霧の様に見えているのは雪です。暗い海面に白い波がわりに
はっきりと見えて寒さを強調しているような印象です。一瞬の光芒でした。この後、わずかの
間に水平線が闇に溶けてしまいました。冷たい風だけが残りました。

コンタックスN1 24-85mm f8 オート フジクロームベルビア

2012年12月7日金曜日

絹雲

雪をまとった大山に絹雲がかかり、過ぎた秋を惜しんでいる様な気がします。高く澄んだ空に
かかる絹雲は秋を象徴するようなイメージがあります。里にはまだ散り残った紅葉が秋の名残
を留めるそんな初冬の風景です。

コンタックスN1 24-85mm f8 オート フジクロームベルビア

2012年12月6日木曜日

岩立神社

岩立神社続編です。夜降った雪が溝で溶け残っていました。残り柿が陽射しを
受けて柔らかく輝き、参道に散り敷かれたイチョウの葉の黄色いじゅうたんが鳥
居へと導きます。静謐な時間が流れていきます。

ニコンD700 24-120mm f11 オート ISO800

2012年12月5日水曜日

岡成池

岡成池と大山です。水田用の溜池である岡成池はそれ以外の時季は水が抜かれていて、
本来の川の流れが見えます。私はこの水のない時季の方が好きです。天候や時間帯、季
節によって様々な表情を見せてくれます。この日は陽射しが弱くて水の流れだけが淡く光っ
ていました。水流が何かを語っている様な気がしました。

コンタックスN1 24-85mm f5.6 オート フジクロームベルビア

2012年12月4日火曜日

寒い朝

昨日の朝は放射冷却のお陰で久しぶりに濃い霧と霜が地表を覆いました。場所によっては
9時を過ぎても霧に覆われていました。近くの山も霧に霞んで柔らかな背景となって風景の
大事な要素になってくれました。歩く人寒そう。

ニコンD800 80-400mm f5.6 オート ISO400

2012年12月3日月曜日

残る秋

小さな渓流に去りゆく秋が在りました。みなもは青空と晩秋の木々の装いを映しています。
小さな岩ではまだ鮮やかな色を残したもみじが、名残惜しそうに秋の終わりを教えてくれて
います。


ニコンD800 24-120mm f5.6 オート ISO3200

2012年12月2日日曜日

朝陽を受けて現れた虹です。少し暗さの残る明け方の虹はとても幻想的で、
昼間の明るい所で観る虹のあっけらかんとした明るさのイメージではなく、な
んだか引き込まれてしまいそうなあやしい雰囲気でした。

ニコンF6 80-400mm f5.6 オート フジクロームベルビア

2012年12月1日土曜日

蜘蛛の巣

楓の落ち葉が蜘蛛の巣に捉えられています。この蜘蛛の巣は空き家ではないのです。探して
観ると左下の方に居ました。小さな蜘蛛が寒空の下頑張っているのです。小さな蜘蛛にとって
この落ち葉はとても迷惑なのでしょうが、去っていく秋を感じさせてくれました。


ニコンD700 24-120mm f5.6 オート ISO800