2012年1月31日火曜日

冬晴れ

奥出雲町馬木の農家の庭先にお邪魔しました。昨日大量に降って、物干しざおに
積った雪が、おりからの晴天の陽射しにつつかれて今にも落ちそうです。ひっしにし
がみついている様に見えるその姿がユーモラスで、想わず頑張れと…。


ニコンD700 24-120mm f11 オート ISO800

2012年1月30日月曜日

蝋梅

蝋梅が雪を乗せて鮮やかな黄色が浮かび上がりました。蝋細工のような花びらも雪の
化粧で一層その質感が際立ちます。雪の似合う花は沢山ありますが雪を綺麗に見せる
花として私はこの花が好きです。


コンタックスN1 24-85mm f8 オート フジクロームベルビア

2012年1月29日日曜日

陽射しと

一日だけの晴れ間でも水田の雪は溶けだしています。この地方は雪は降っても気温が
それほど下がっていないのでしょう、陽射しは暖かです。今日は冬も中休み、ほっとする
ような一日です。雪の上の足跡は水鳥の様です。鳥も戯れていたのでしょうか。

ニコンD700 80-400mm f5.6 オート ISO800

2012年1月28日土曜日

晴れ間

北陸地方のように沢山は降らないのですが、今年は雪の降る日が多いようです。晴れる事が
殆どない日が続いていました。この日は久しぶりに晴れて気温も上がって来ました。山王寺の
棚田に暖かい陽射しがありました。まだまだ雪は降りますが春は確実に…!


ニコンD700 24-120mm f8 オート ISO800

2012年1月27日金曜日

夜半の雪が明け方に上がり、雲の間から朝の陽が射してきました。スポットライトの様な
朝陽が雪をかぶった住宅街の屋根と背後の山をやさしく浮かび上がらせています。私の
周りはまだ暗く、寒さが肌を刺しますが温もりが伝わってくるような気がしました。


コンタックスN1 24-85mm f5.6 オート フジクロームベルビア

2012年1月26日木曜日

はで木小屋

コンバインとカントリーエレベーターによって、はで干しの風景が少なくなって
なってしまいましたが、それでも味が違うという付加価値を付けるために手間
を惜しまず頑張っておられる農家も沢山あります。大山山麓で出会った風景
です。はで木を保管しておく小屋が雪に埋もれていました。

ニコンD700 80-400mm f5.6 オート ISO800

2012年1月25日水曜日

つらら

とある建物に沢山のつららが滴を落としていました。面白い形のつららはないかと、
ファインダーを覗きながら探していて目にとまった一本です。とても綺麗なラインと形
自然の造形は面白いですね。

ニコンD700 マクロ105mm 2倍テレコン f2.8 ISO800

2012年1月24日火曜日

神の池

三瓶の浮布池(うきぬぬのいけ)です。池の中の島に邇幣姫(にべひめ)神社があったそうで
この鳥居はその由来でしょうか。私が訪れた時、凍っていた池面が溶け出していたようです。
不思議な模様が出来ていて、奥の方には諏訪湖の御神渡りを思わせるような模様もあって、
さすがに万葉集に登場するような池だけの事はあると想いました。

ニコンF6 24-120mm f11 オート フジクロームベルビア

2012年1月23日月曜日

からす

今シーズン初めて残り柿が殆ど食べられているシーンに出会いました。ただし、その鳥が
鴉だと云うのは場所柄でしょうか。出会った場所は島根県雲南市大東町山王寺、棚田の
里です。少し前まではツグミとか、ムクドリ、ヒヨドリなどが大群でやってきてすぐに丸坊主
にしてしまっていました。庭のナンテンの赤い実なども、あっという間になくなっていました。
あの鳥たちはどこへ行ってしまったのでしょうか。

ニコンD7000 80-400mm f5.6 オート ISO 800

2012年1月22日日曜日

雲上のつらら

小さな川の小さな背の波の上に、昔の手造りのガラスのような質感と透明感を持つ妙に
存在感のあるつららがありました。普通に撮影したのでは白い波のためにバックがうるさく
なります。そこで長時間露光で波を流す事にしました。結果はご覧の通り、白い波が雲の
様になって少し不思議な写真になりました。

コンタックスN1 24-85mm f11 30秒 フジクロームベルビア

2012年1月21日土曜日

青空と

島根県の横田町に日本美術刀剣保存協会の経営する、たたら製鉄所があります。
日本刀の材料である玉鋼を生産している唯一の場所です。その近くにこの柿の木は
ありました。樹齢は百年を超えるとの事で実に堂々とした姿です。ちょうど陽が射して
来て残り柿の赤が青空に浮かびあがりました。余談ですが私はそばが好きです。この
木のすぐ近くにある山県そばという蕎麦屋のそれは絶品です!

ニコンD700 24-120mm f8 オート ISO800

2012年1月20日金曜日

残り柿のある風景

昨年は柿の表年だったようで今(1月17日)でも、柿の木には枝が折れそうな
程の柿が残っています。雪原の向こうに影を落とす残り柿の姿は雪の白に映
えてとても美しいのですが、私でも熟した柿はうまそうに見えるのに、何故こん
なに残っているのでしょうか。鳥たちはどうしているのでしょう。

ニコンD700 24-120mm f16 オート ISO800

2012年1月19日木曜日

山並み遥か

大山山麓です。雪をかぶった農地に残っているのはネギ、はで干ししているのは何でしょう。
私は幾重にも重なって連なる山の風景がとても好きです。司馬遼太郎は日本の風景は水蒸気
で作られると言いました。遠くに連なる山並みを観る時いつもこの言葉を思い出します。


コンタックスN1 24-85mm f11 オート フジクロームベルビア

2012年1月18日水曜日

葦原

雪の朝、穂に雪を乗せた葦原に、オオジュリンでしょう、一羽で羽を休めていました。
柔らかい日射しの中、時間が静かに流れていきます。


コンタックスST レフレックス500mmF8 オート フジクロームベルビア

2012年1月17日火曜日

子供を抱いて

大山寺で出会った雪に埋もれた地蔵様です。よく見ると左手で子供を抱いています。
やさしい顔をしていてとても和みます。この時の積雪は1mを超えていて、私は腰まで
埋まりながらやっとの思いで近付く事が出来ました。


コンタックスN1 24-85mm f5.6 オート フジクロームベルビア

2012年1月16日月曜日

お願い

雪深い大山寺を訪れた時に出会った絵馬です。吹雪で凍りついた絵馬のとぼけた地蔵
さんの顔が妙に印象的で、願い事をする人にはどんな印象を与えているのだろうかと、
想像して思わず微笑んでしまいました。


コンタックスST 85mmF1.4 f5.6 オート フジクロームベルビア

2012年1月15日日曜日

雪とカモメと

島根半島千酌の海岸です。激しく降る雪の中でカモメたちが羽を休めていました。
砂浜は白一色で寄せる波と降る雪と羽を休めるカモメたちが絶妙なバランスを保っていて
波とか風の音などしているはずなのですが、海に降る雪の静けさだけを感じていました。

コンタックスST 180mmF2.8 f4 オート フジクロームベルビア

2012年1月14日土曜日

フェイス

大山山麓大野池の岸部です。割れた氷の形と木の葉と鼻の位置に石が浮いていて、私には
陽気な妖怪の顔のように見えました。


ニコンF6 24-120mm f5.6 オート フジクロームベルビア

2012年1月13日金曜日

中蒜山

昨日の牧場です。バックの山は中蒜山、中央の木は確か桜の木だったと思います。
撮影した時は比較的天候も良くて、中蒜山は穏やかな山容を見せていて、思わず登って
みたくなった事を覚えています。この後、しばらくしてから風が強くなり、急速な雲の流れが
ドラマチックな風景を演出してくれました。


コンタックスST 85mmF1.4 f5.6 オート フジクロームベルビア

2012年1月12日木曜日

光が走る

蒜山の麓の牧場です。この日は上空の強い風で雲の動きが早く、スポットライトの様な
光が次々と、雪原を走って行きます。雪の白いカンバスで自然が絵を描いて遊んでいる
様なそんな気がしました。


コンタックスST 500mmF8 オート フジクロームベルビア

2012年1月11日水曜日

瞑想

深い雪の中で出会った野仏です。しんしんと降る雪を纏ってたたずむその姿は瞑想に耽る
高僧を思わせて、思わず私は姿勢を正していました。何の物音もしない静寂その世界が、
野仏の周囲を支配していました。


ニコンF6 24-120mm f5.6 オート フジクロームベルビア

2012年1月10日火曜日

吹雪に

大山鏡ヶ成の杉です。今ではその面影はありませんが、この頃は木があまり
成長していないので、吹雪で霞むと適度なリズムが生じて画面を整える事が
容易だったのを覚えています。それにしてもこの日は寒かった。睫毛が凍る体
験をしたのはこの時が初めてでした。

コンタックスST 85mmF1.4 f8 オート フジクロームベルビア

2012年1月9日月曜日

日射しに向かって

傾いた日射しが雪原に長い影を描いています。雪原についた足跡は光に向かっている
様な、そんな気がします。私は足跡で動物を見分ける事が出来ないので想像するしか
ないのですが、どんな動物なのか走る姿を想像するだけで楽しいのです。


コンタックスST 25mmF2.8 f11 オート フジクロームベルビア



2012年1月8日日曜日

雁行と大山

今日(2012.1.8、16時30分)撮影して来たばかりの宍道湖越しの大山とヒシクイの雁行です。
今日は年が明けて初めての晴天の中、宍道湖自然館ゴビウスへ出掛けての遭遇です。一寸
雁行の形が崩れていますがそこはご勘弁を。ヒシクイはマガン属に分類されていて、菱の実を
を食べることからこの名前が付けられており、国の天然記念物に指定されています。


ニコンD7000 80-400mm f8 オート ISO800

2012年1月7日土曜日

足跡

昨日と同じ木なのですが、この年は積雪が多くて牧場の柵は雪に埋もれて見えません。
兎の足跡なのでしょうか、定かではありませんが蛇行しながら木の根元まで伸びていま
す。大きな鳥にでも狙われたのでしょうか、足跡は木の根元で消えていました。


ニコンD700 80-400mm f11 オート ISO800

2012年1月6日金曜日

青の記憶

蒜山のある牧場には、いつ行っても一本だけでポツンと立っている木があります。どうも
コブシの木の様なのですが、私はこの木が好きで蒜山を訪れると、必ずと言っていいほど
撮影しています。この日はとても陽射しが強くて雪が青っぽく見え、特に日蔭は濃い青で
高い山でみる濃紺の青空のようでした。


コンタックスN1 24-85mm f5.6 オート フジクロームベルビア

2012年1月5日木曜日

夕陽を受けて

夕陽を受けて浮かんだちぎれ雲が赤く染まり始めました。大山に懸った雲は沢山の雲を
従えているいるような気がします。明日は天気が崩れるのかな。


ニコンF6 24-120mm f5.6 オート フジクロームベルビア

2012年1月4日水曜日

凍てつく朝

大山山麓にある大野池の全面を覆った薄氷が、陽の光を反射して
キラキラ光っていました。遠くに座る大山の北壁にかかり始めた雲
が虹色に輝き始めています。


ニコンF6 24-120mm f11 オート フジクロームべルビア

2012年1月3日火曜日

彩雲

大野池からみた大山にかかる彩雲です。この日は気温が低く、池の全面が薄氷に覆われて
いました。薄氷面に反射した光をカメラに収めようとしていた時、いきなり雲が張り出してきて
虹色に輝き始めました。これほどはっきりした彩雲を観るのは初めてでした。


ニコンF6 80-400mm f5.6 オート フジクロームベルビア

2012年1月2日月曜日

朝焼け

中海の朝焼けです。水面が朝焼けに染められてデザイン画の様な幾何学模様を描き
出しました。水面のグラデーションに遠くの連山を配して、巧まずして自然が作り上げ
た作品を鑑賞している。そんな想いでした。この幾何学模様は、中海に何箇所か設置
されている定置網で桝網というそうです。


コンタックスN1 24-85mm f11 オート フジクロームベルビア

2012年1月1日日曜日

凧舞う日の記憶

正月の空に凧の舞う光景を観たのはいつだったか。私自身すぐには思い出せない遠い
記憶の中の光景です。山陰の正月としては珍しく、青く澄んだ空だった事だけは覚えて
います。残したい日本の風景の一つです。 あけましておめでとうございます


コンタックスST 180mmF2.8 f4 オート フジクロームベルビア