2013年3月31日日曜日

陽射しに輝いて

滝の上端に強い陽射しがありました。いつもは低速撮影で優しい水の流れを
表現するのですが、この場合流れは面となり、陽射しの中った所が白く飛んで
斑模様になってしまい、雰囲気も壊してしまいます。高速撮影で水の流れが点
となった事で、点の一つ一つが光を宿して、陽射しの輝きが表現されました。

コンタックスRTSⅢ 180mm f2.8 オート フジクロームベルビア


2013年3月30日土曜日

かもめ

沈む太陽を望遠レンズで撮影していた時に偶然に捉えたものです。飛ぶ鳥がいることが解っては
いましたが「入っていれば良いな」ぐらいの撮影でした。なにしろ直接ファインダーを覗く事は出来
ないのですから。現像して初めて分かりました。

コンタックスRTSⅢ レフレックス500mm2倍テレコン オート フジクロームベルビア

2013年3月29日金曜日

虹色に

滝や渓流を撮影する時は曇った日を選ぶようにしています。陽の光が雰囲気を壊してしまう事が
よくあるからです。それでも光が射して感動してしまう事もしばしばあります。突然の陽射しが滝
尻を虹色に輝かせました。細かい水しぶきがプリズムの役割を果たしたのです。

コンタックスN1 24-85mm f8 オート フジクロームベルビア

2013年3月28日木曜日

朝霧

先日の冷え込んだ朝の事です。近くの溜池の畔を歩いていると朝霧が水面に漂い、そろそろ
消えようとしていました。そこへ朝陽が射しこんで来たのです。陽の光を受けて朝霧の残滓が
赤みを帯びてたゆたい、まだ旅立たずに残っていた鴨たちが、水面を滑るように移動する姿を
幻想の様に浮かび上がらせました。

ニコンD800 80-400mm f5.6 オート ISO400

2013年3月27日水曜日

しだれ桜

一週間前の三分咲きのしだれ桜。邑智郡川本町の「丸」家の庭の一本桜です。家の庭を覆い尽く
してしまいそうな姿は満開になれば「さぞや」と想わせるような迫力でした。川本町は島根県のほぼ
真ん中山奥の町です。町の中心を北東から南西方向に江の川が流れていています。上流には備後
地方に張り巡らされた陸上交通の要、物資の集散地であった広島県三次市があり、川の道の中継
点としての河港で栄えた町です。幼少の頃を過ごした懐かしい町でもあります。

ニコンD800 24-120mm f8 オート ISO400

2013年3月26日火曜日

菜の花畑

大山山麓岸本町の菜の花畑で親子で遊んでおられました。二家族でしたがその内に、両方の
親御さんとも遊ぶ子供たちを撮影するのに夢中になられました。これに私も断わりを入れて便乗
させてもらいました。良い季節になりました。

ニコンD700 80-400mm f8 オート ISO800

2013年3月25日月曜日

かまこしき渓谷

江府町助澤にカマコシキ渓谷と名付けられた、とても小さな渓流があります。2~3年前の
台風で道が閉ざされてしまい現在は訪れることはできませんが、ひっそりとした佇まいは深
山に分け入った趣があります。小さな淀みになっている場所があり、沢山の小さな泡が緩や
かに廻っています。緩やかな時の流れを感じていました。

コンタックスN1 24-85mm f16 オート フジクロームベルビア

2013年3月24日日曜日

木造の狛犬

新見市野馳の八幡神社の随身門の格子の中に、随身像と共に阿形の木造の狛犬
が左側の吽形の狛犬と対をなして安置されていました。私は木造の狛犬を観るのは
初めてで驚いてしまいましたが、全国には多くの木造狛犬が現存していて重要文化
財に指定されているものも多いようです。この狛犬はかなり小型の部類に入るのでし
ょうが、歴史の気品の様なものを感じてしばらく見入ってしまいました。

ニコンD800 24-120mm f8 オート ISO1600

2013年3月23日土曜日

槍ヶ岳追憶

天を突きさす様な鋭い槍の穂先を遠くから観るにつけ、「いつかは」と山好きな人なら誰もが憧れる
のですが、近付けば近付くほど「この山は岩山なんだな」と改めて思うほどガレ場が多いのです。こ
の日は生憎の雨で、翌日になっても雨は止まず、頂上を間近にした稜線で、登頂を諦めた「無念の
記憶」が今でも鮮やかに蘇って来ます。

コンタックスRSTⅢ プラナー85mm f8 オート フジクロームベルビア 




2013年3月22日金曜日

雪割一華

ユキワリイチゲの花です。白味を帯びた淡い紫色の花は清楚で上品な雰囲気で春の里山の包み
込む様な優しさを感じさせてくれます。日当たりの良い土手などに群生するのですが、陽の光がと
ても好きな花で、晴れた日以外は花を閉じてしまいます。

ニコンD800 80-400mm f5.6 オート ISO400

2013年3月21日木曜日

辛夷咲く

コブシの花が咲き始めました。産毛に包まれた沢山の蕾が逆光を纏い、先駆けて咲いた花が
春の陽射しの暖かさを教えてくれます。芽吹きには間のある山の木々の中に、点々と白く浮き
上がって花の咲く情景から、かつては季節を測ったと云います。山桜より半月早く咲く習性を田
の作業の目安とした事から、「田打ち桜」「種まき桜」の別名が付いています。また、開花状況に
よってその年の気候や作柄を占う習慣がそれぞれの地域に見られます。曰く、「開花が北向きな
ら気候順調」曰く、「開花の多い年は豊作」などです。

ニコンD800 80-400mm f8 オート ISO800

2013年3月20日水曜日

イズモコバイモ

イズモコバイモの花を観に川本町を訪れました。イズモコバイモは島根県の固有種で絶滅危惧種に
指定されています。ユリ科バイモ属に貝母の花があります。鱗茎が二枚貝の殻の形に似ている事か
らこの名がありますが、高さは40~60センチで巻きひげがあります。巻きひげのない種類がコバイモ
(天蓋百合)で草丈は15~20センチです。本州中部や四国の山中、谷筋の日陰に自生しています。
花の形が同属のクロユリにそっくりで、日本アルプスの山旅を思い出します。

ニコンD800 マイクロ105mm2倍テレコン f2.8 オート ISO400

2013年3月19日火曜日

いかり草

今年の春は駆け足、早くも錨草を見付けてしまいました。四つの花弁の端が長く突き出た形は
錨その物、錨草の名も宜なるかな。ただ薄くて繊細に見える花弁は錨のような重々しさは感じ
られない。別名のくもきりそう、かりがねそうが似合いそうです。春の低山を歩いていて日当た
りの良い所を探すとすぐに見つかりそうな花です。

ニコンD800 マイクロ105mm2倍テレコン f11 オート ISO400

2013年3月18日月曜日

猩々袴

早春の山道でよく出会うのがこの花です。猩々は中国の伝説上の動物で緋色の毛に覆われて
いて酒好きの愛すべき怪物として描かれています。尤も、その愛すべき表情はほとんど日本で
創られたもののようです。花を猩々に、ロゼット状の葉を猩々の袴に例えてこの名があります。
日当たりの良い山道で、他の花に先駆けて咲くこの花は山に春が来たことを告げてくれます。

ニコンD800 24-120mm f4 オート ISO400

2013年3月17日日曜日

三椏の花

三椏の花は陽の光を好むのですが、杉林の間を流れる小さな川のほとりに
その群落はありました。陽の光より水を好むようです。花には芳香があり山道
で出会うと「春が来たんだな」と思う花の一つです。

ニコンD700 24-120mm f5.6 オート ISO800

2013年3月16日土曜日

窓辺で

窓辺に座った猫がなにを想っているのか、まっすぐ前を見つめています。内側には網戸があるよう
で爪で引っ掻いたのか穴がいくつか開いています。ガラス越しに外を見つめる猫の眼には何が映っ
いるのでしょうか、凝視する眼差しがとても印象的でした。

ニコンD800 80-400mm f5.6 オート ISO400

2013年3月15日金曜日

土筆

土手の土筆が陽射しの暖かさに誘われて顔を出しています。すでに穂が開いて胞子を拡散させ
ているようです。ずいぶん昔の事ですが、この胞子を集めて草餅ならぬ土筆餅を作って春を味わう
風流人を観た事があります。土筆はすでに春の真ん中。野山の散策が楽しい季節になりました。

ニコンD800 マイクロ105mm f2.8 オート ISO400

2013年3月14日木曜日

新芽に

午後から晴れてきました。午前中は雪が舞うほどの寒さでした。予報によると明日、朝の冷え込み
の後は寒さは打ち止めだそうです。九州から桜の開花の便りも届いていよいよ春本番です。日射し
に誘われてお隣の庭を覗いてみれば、新芽の伸びた所に山茶花の花びらが落ちていました。冬に
彩りを添えていた山茶花もそろそろ春の花と交代です。

ニコンD800 マイクロ105mm f2.8 オート ISO400 

2013年3月13日水曜日

緋木瓜の蕾

今にも開きそうなボケの蕾が冷たい雨に濡れて足踏みしているようです。まどろむ様な陽春が陽の
光が似合いそうな木瓜の花は、中国原産で日本には平安時代に渡来しました。手間がかからず花
つきも良いために庭木として広く栽培されるようになりました。実は9~10月に黄熟し形が瓜に似て
いる事からその名が付いたという説もあります。果実酒にすることもある様です。

ニコンD800 マイクロ105mm f2.8 オート ISO400


2013年3月12日火曜日

青空と雲と

久し振りに澄んだ青空が広がりました。浮かぶ白い雲が印象的でその雲を眼で追いながら歩い
ていると、業者が販売用に育てているのでしょう、サンシュユの林に出合いました。こんなに纏ま
ったサンシュユの花は初めてです。今日は暖かくて春本番を想わせます。

ニコンD800 24-120mm f11 オート ISO400

2013年3月11日月曜日

山茱萸

サンシュユの花が咲き始めました。蝋梅が散る頃、白梅紅梅が咲き、少し遅れて
山茱萸の花が梅とは異なる色彩と趣で、春黄金花の別名のごとく早春の華やぎ
をもたらし、本格的な春の到来を間近に感じさせてくれます。

ニコンD800 マイクロ105mm f2.8 オート ISO400

2013年3月10日日曜日

梅

梅の花が盛りを迎えています。ところで、梅の花は非常に撮りにくい花の一つです。このように花が
真っすぐ並んで放射状に咲くためにまとめ難く、結局ロングで樹全体をとるか、アップで迫るかしかな
くセミロングは諦めていました。今回は花と蕾のバランス、傷んだ花がない、バックが暗めで花を浮き
上がらせる事が出来るなど好条件がそろいました。

ニコンD800 マイクロ105mm f16 オート ISO400

2013年3月9日土曜日

水の形

逆光の光を宿しながら飛び散る水を高速シャッターで止めてみました。空中に静止した水滴はどれ
一つとして同じ形がなく、その水滴の一つ一つに何かが宿っている様な、不思議な感覚です。葛飾
北斎のような天才がこの光景を観ることが出来たのなら、どんな絵を描いたのだろうかと想像してみ
るだけでもとても楽しく興味深い。

ニコンD800 24-120mm f4 オート ISO3200



2013年3月8日金曜日

番犬

古びた茅葺屋根の家の裏のかなり年季の入った犬小屋の前で、ショボンとしてこの犬は居まし
た。何だか、人恋しげで、寂しげで想わず声をかけてしまいました。ただ黙って遠くを見つめるよ
うなこの犬の佇まいは心に残りました。

ニコンD800 80-400mm f8 オート ISO400

2013年3月7日木曜日

花芽膨らむ

木蓮の花芽が順調に膨らんでいました。たくさんの小さな毛に包まれて、冬の寒さに耐えていた
花芽たちが、このところの暖かさで眼に見えて膨らみ始めました。待っていた春がすぐそこまで来
ている事を実感させてくれる花芽たちです。花と蕾は薬用になるそうです。

ニコンD800 24-120mm f16 オートISO400

2013年3月6日水曜日

樹下に

まだ節分草が咲いていると聞いて、新見市へ出掛けました。初めて訪れましたが、庄原市の節分
草と比較すると小振りのようですが株数はかなり多いようです。開けた場所には沢山ありましたが、
栗?の根元で遠慮がちに咲く数株の節分草が印象に残りました。

ニコンD800 80-400mm f8 オート ISO2200

2013年3月5日火曜日

蟻さん登場

今日は二十四節気の啓蟄。土の下で冬ごもりしていた虫や蛙が、春の気配を感じて「戸を啓き」
地上に出てくると云う意味です。「まさか何も出てはおるまい」と庭を探すと早咲きのたんぽぽの
花に、のろのろと蟻一匹。寒いだろうに律儀に登場。尤も蟻は対象にはならないだろうな。

ニコンD800 マイクロ105mm f2.8 オート ISO400







2013年3月4日月曜日

朝ぼらけ

朝ぼらけという言葉がふさわしいかどうかは定かではありませんが、幾重にも連なる山々が、
青インク色に染まりながら次第に明らかになっていく様は、山で宿泊して迎える朝のだいご味
一つであり、至福のひと時です。

ニコンF6 24-120mm f8 オート フジクロームベルビア 

2013年3月3日日曜日

苔むして

松江城の周辺を時々散策するのですが、苔むした樹がわりと目につきます。樹の健康のためには
決して良い事ではないのでしょうが、とても美しく感じてしまいます。見事に根を張った古木の佇ま
いに、ビロードのような感触の緑は、落ち着いた静寂な趣を与えています。

ニコンD700 24-120mm f8 オート ISO800

2013年3月2日土曜日

寒さ戻る

再び寒くなって風も強くなった皆生海岸です。白い波頭がまるで兎が走る様に見えています。
強い風を楽しむかのようにかもめが一羽、風に身をゆだねる様に飛んでいます。こうして寒暖を
繰り返しながら少しずつ春が近付いてくるのです。

ニコンD800 80-400mm f80 オート ISO400

2013年3月1日金曜日

水化粧

芽ぶきの前の樹々の枝という枝に、沢山の水滴が付いて日射しに輝いていました。空は曇って
いたのですが、断雲からの陽射しが無数の光の点を浮かび上がらせたのです。人が作るLEDの
イルミネーションは美しいのですが、自然が作り出す美はさりげなく。そして、心に沁みるのです。

ニコンF6 80-400mm f8 オート フジクロームベルビア