2012年2月29日水曜日

朝もやに

松江市の大橋川の朝です。対岸に見える山の左側は嵩山で、この山の連なりを仏の寝姿に
例えているそうです。かすかに見える家並みは朝もやの中です。舫われた船と枯れた葦の
シルエットが、冷えた朝の空気感を強調しているようでした。


コンタックスN1 24-85mm f16 オート フジクロームベルビア

2012年2月28日火曜日

海霧

弓ヶ浜海岸の朝です。少し気温が高くなって薄くなってきましたが、まだ水平線のあたり
では船が二艙、霧の中に浮かんでいます。右側に山裾を見せているのは大山、手前では
波頭が朝陽に煌いています。釣り人達も風景に溶け込んで至福の時間が流れていきます。


コンタックスN1 24-85mm f5.6 オート フジクロームベルビア

2012年2月27日月曜日

霜に

朝、庭に出てみると日陰に霜が残っていました。その中にオオイヌノフグリの花が寒そうに
縮こまっていました。春を告げるこの花は一日花だそうです。それだけに、余計にこの花が
愛おしく、今日一日を精一杯咲いてほしいと思うのです。


コンタックスAX 100mmマクロ f2.8 オート フジクロームベルビア

2012年2月26日日曜日

なごり雪

竹林を背景に淡雪が静かに落ちてゆきます。山道を車で走っている時、突然降り始めた
淡雪が、それまで何気なく見ていた竹林に、季節の移り変わりを告げるような躍動感を与
えていました。降る雪が逆に春の訪れが近い事を私に感じさせてくれました。


ニコンD700 80-400mm f5.6 オート ISO800

2012年2月25日土曜日

顔を

オオイヌノフグリで顔を探して遊んでみました。ほぼ等倍撮影です、ちょっとコミカルな顔が
浮かび上がって来ました。この花は欧州原産の帰化植物で果実の形が雄犬のそれに似て
いる事からこの名がついたと云われていますが、あまり似ていません。実際は近縁種のイヌ
ノフグリの果実の形からその名が付いたもので、花の形が似ていて大きいという事だそうです。
別名があるそうです。瑠璃唐草、天人唐草、そして、星の瞳、こちらの方が良い。

ニコンD7000 マイクロ105mm 2倍テレコン 開放 オート ISO800

2012年2月24日金曜日

おおいぬのふぐり

春を探していたら身近にありました。オオイヌノフグリは私にとって春告げ花の一つです。
今日、庭で見つけました。この可愛い花の名前がオオイヌノフグリではあまりにもかわい
そうで、見付ける度に春の暖かさと名前のミスマッチを感じて複雑な気分になります。


ニコンD7000 マイクロ105mm 2倍テレコン 開放 オート ISO800

2012年2月23日木曜日

木漏れ日

今年の大山は記録的な積雪だとの事で、大山寺の方々は苦労されておられるでしょう。
この地蔵さんは大神山神社の石畳の参道の脇に座って、静かに微笑んでおられます。
雪の布団にくるまって頭だけ出したその姿は、陽射しを浴びて暖かそうでした。


コンタックスN1 24-85mm f5.6 オート フジクロームベルビア

2012年2月22日水曜日

ひな祭り(上下町)

広島県府中市上下町のひな祭りに行きました。初めて訪れたのですが、古い
建物の保存に気を使われた町造りが成されていて、町の人の努力が偲ばれます。
僅かに開いた引き戸の中に見える雛達が色々な事を語りかけているようでした。


ニコンD700 80-400 f5.6 オート ISO800

2012年2月21日火曜日

節分草

2月21日広島県府中市上下町のおひな祭りを観るために、国道432号線を南下しま
した。島根県側の山の中はさすがに雪が深いのですが、南下してトンネルを抜ける度に
雪が少なくなってゆき、庄原市総領町の辺りではほとんど雪が消えていました。こちらで
は春は早いなと考えていると、思いがけず、節分草に出会いました。


ニコンD700 105mmマクロ2倍テレコン f5.6 オート ISO800

2012年2月20日月曜日

中海と大山

2月20日の中海と大山、久し振りの晴天です。昨日、松江市は今シーズン最高の25㎝の
積雪でした。右手前に見える大きな島は大根島で、堤防道路で繋がって左に小さく見える
のが江島です。手前に見える海がかつて本庄工区として埋め立てられる予定だった所です。
中止になって本当に良かった。雪の白が青空に映えて綺麗でした。

ニコンD700 24-120mm f8 オート ISO800


2012年2月19日日曜日

アトリ2

昨日の続きです。スズメより少しだけ大きいのですが胸の赤褐色が目立つのですぐに
わかります。激しく降る雪の中で体を膨らませて寒さに耐える姿がとても愛らしい。私は
スズメぐらいに大きさの野鳥が好みで、特にアトリは雪がよく似合う鳥だと思っています。


ニコンD700 80-400mm F5.6 オート ISO800

2012年2月18日土曜日

アトリ

2月18日の松江城です。公園の梅林の辺りまで来た時、いきなり激しく雪が降り始めま
した。淡雪で周辺が白くなっていきます。梅の蕾はまだ固くて少し膨らんで赤みが見える
程度です。そんな中、アトリの群れが枝に止まっているのが見えました。体を膨らませて
寒さに耐えているようです。立春を過ぎて2週間、春は…。

ニコンD700 24-120mm f8 オート ISO800

2012年2月17日金曜日

樹林に陽が射して

雪に覆われた広葉樹林の中に暖かな陽射しが降り注いでいます。雪の上に飛び出た
笹の葉が雪面に影を描いて、樹林に射す春の光を象徴している様な気がします。広葉
樹の森は春の訪れは早い。そう思っているのは私だけでしょうか。


コンタックスN1 24-85mm f5.6 オート フジクロームベルビア

2012年2月16日木曜日

まんさくの花

まんさくの花がたくさんの雪を乗っけて懸命に咲いていました。雪の白を纏った糸の様な
花びらの黄はとても印象的です。降り続く雪の中でけなげに咲く、その姿は今まで見た
まんさくの花の中で最も美しいものでした。


コンタックスN1 24-85mm f5.6 オート フジクロームベルビア

2012年2月15日水曜日

シャンデリア

小さな滝を背景にしてシャンデリアがぶら下がっていました。あらためて考えてみれば、
水は実に不思議な存在ですね。写真のテーマとしても実に魅力的な存在です。様々に
形を変える水を撮るのは楽しい。



ニコンF6 24-120mm f5.6 オート フジクロームベルビア

2012年2月14日火曜日

あしあと

雪の斜面を駆け上がった足跡の向こうに青空がほほ笑んでいます。まだまだ雪は深い
のですが、あたたかな陽射しを受けたあしあとが、近付く春を喜んではずんでいる様な
そんな情景でした。


コンタックスN1 24-85mm f8 オート フジクロームベルビア

2012年2月13日月曜日

からまつ

雪を乗せたカラマツの林の向こうに青空が広がりました。流れる白い雲が空の青を強調
しています。樹頂の高さも適度に変化して単調になりがちな林の輪郭にある種の緊張感
を与えて、枝の白さも青空に映えています。絵のような風景でした。

コンタックスN1 24-85mm f8 オート フジクロームベルビア

2012年2月12日日曜日

日本海

冬の日本海です。雲間の光が海面を鈍い銀色に輝かせています。水平線では雲の
切れ間が夕暮れの近いことを告げ、雪も降っているようです。雲間から射す一条の光
が私の想念を神話世界に誘っている様な気がします。

ニコンF6 24-120mm f8 オート フジクロームベルビア

2012年2月11日土曜日

青空を映して

広島県庄原市の吾妻山です。山頂は島根県仁多郡奥出雲町との境になっていて、
標高は1239mで隣には比婆山があります。この比婆山にはイザナミノミコトの墓が
在ると云われています。イザナギノミコトが山頂から比婆山を望んで「ああ、吾が妻よ」
と生前を偲んだ事からこの名がついたと云われています。写真は山頂に至る小ピーク
で吾妻山ではありません。こちらの方がこの日の空気感を伝えてくれました。

ニコンD700 24-120mm f5.6 オート ISO800

2012年2月10日金曜日

なんだろう!2

厳寒の渓流沿い、その二です。いろいろな形に出会います、自然が創り出す形には
いつも新鮮な驚きがあります。私にはクラゲの大群のような、あるいは生まれ出ずる
生命のようにも感じました。


コンタックスAX マクロプラナー100mm f4 オート フジクロームベルビア

2012年2月9日木曜日

春の足音

晴れ間の覗いた山王寺です。連日、雪が降るようでも晴れ間の陽射しは春を感じさせ
るような暖かさを含んでいます。春はそこまで来ているのでしょう…。


ニコンD700 24-120mm f11 オート ISO800

2012年2月8日水曜日

降雪

激しく雪が降り出しました。目の前に見えていた木々が降雪の中に隠されていきます。
わずかに見える木々の枝が、天に向かって、何かを訴えかける生き物のように見えま
した。降る雪の中でみる風景は楽しい。

ニコンD700 80-400mm f8 オート ISO800

2012年2月7日火曜日

なんだろう!

厳冬の渓流を歩いていると様々な形をした氷の造形に出会います。これなどは私には
恐竜の手のような、あるいは人間の手のようにも見えます。自然の造形物で想像を膨
らませて遊ぶのは楽しいものですね。

コンタックスAX マクロプラナー100mm f2.8 オート フジクロームベルビア 

2012年2月6日月曜日

ふわりふわりと

大山の稜線を超えた雲が斜面にそってふわりふわりと下っていきます。その雲が陽
の光を受けて虹色に染まっていきます。ファインダーのなかで私は夢幻の世界を遊ん
でいるようなそんな感覚を味わっていました。


ニコンF6 80-400mm f5.6 オート フジクロームベルビア

2012年2月5日日曜日

夕暮れに

夕暮れ迫る宍道湖です。久しぶりに大山が夕方の空にくっきり見えました。赤く染まる
かもしれないと待っていると、仕掛けておいた網を引き揚げるのでしょうか、船がやって
来て添景となってくれました。この後、残念ながら大山は雲に隠れてしまいました。

ニコンD7000 80-400mm f5.6 オート ISO800

2012年2月4日土曜日

馬木の里の残り柿

1月31日の奥出雲町馬木の里です。時折、雪が降りますが青空が主体の穏やかな天気
に恵まれました。昨年ほどではないのですがさすがに山里、かなりの積雪で棚田も埋もれ
れています。柿の色はまだ鮮やかさを保っていました。

ニコンD700 80-400mm f11 オート ISO800

2012年2月3日金曜日

春の隣

雪が降る日が続いていますが、雪の晴れ間で見る小川の水は春の気配を
感じさせてくれます。雪の斜面に足跡を残した動物にはどんなドラマが訪れ
たのか。何を語っているのか。

ニコンD7000 80-400mm f11 オート ISO800

2012年2月2日木曜日

仲良く2

昨日仲良く歩いていた二羽と同じペアです。時間は11時ごろ、大きな池の様に見えますが
水を抜いていない水田です。殆どの白鳥は食餌をするために、近くのえさ場に行っているの
ですがこのペアは何故か寝場所を離れないのです。ひょっとすると、すでに食餌は終わった
のかも…。夜になるとこの水田はコハクチョウで一杯になるそうです。

ニコンD7000 80-400mm f5.6 オート ISO800

2012年2月1日水曜日

仲良く

島根県安来市の能義平野の一画では、稲刈りが終わっても水を抜かずにそのままにして
置く栽培方法が、ずいぶん前から行われています。この深からず浅からず、コハクチョウの
足が立つちょうど良い水位は彼らにとって最適な居住環境だそうです。そして、餌場も近い
現在では米子の水鳥公園よりこちらの方が多いそうです。また、水田にとっても白鳥が歩き
まわるので雑草が生えにくく、フンが肥料になるなど良い事が多いそうです。

ニコンD7000 80-400mm f5.6 オート ISO800