2014年5月31日土曜日

雛罌粟

ふわふわと風に舞う様な薄い花びらが、とても優美です。花が鳥の雛の様に愛らしい事から
雛罌粟(ヒナゲシ)と名付けられました。女性的な美しさから歴史上の三大美女「虞美人」を
冠してグビジンソウとも呼ばれています。

ニコンD800 24-120mm f4 オート ISO800

2014年5月30日金曜日

棚田の美

棚田の美は曲線の美であり、それにも増して手間の美なのです。綺麗に刈り込まれていく畦と
手際の良さにしばらく見惚れていました。次代に繋いでいく責任が我々にも有るのです。


ニコンF6 24-120mm f11 オート フジクロームベルビア

2014年5月29日木曜日

棚田

すっかり準備の整った里山の棚田、この地方は6月に入ってからの田植えが普通だそうです。
今、里山資本主義が静かに歩みつつありますが、この風景はそんなイメージを象徴している
様な気がします。

ニコンF6 24-120mm f11 オート フジクロームベルビア

2014年5月28日水曜日

卵塊

今年もモリアオガエルの卵塊を見付けました。この時季、山の中で小さな池に出合うと頭上
見上げる様にしています。見付けると想わず微笑んでしまいます。


ニコンD800 80-400mm f5.6 オート ISO800

2014年5月27日火曜日

紫蘭

葉影越しに見る紫蘭はどこか怪しげで艶めかしい。本州中部、四国、九州などの西の湿地帯に
自生しています。ラン化の中では手軽に栽培できる品種の為、庭先でよく見掛けます。鱗茎は
薬用、糊として利用しています。

ニコンD800 24-120mm f4 オート ISO400

2014年5月26日月曜日

雨が降るとどうしても水滴が気になって仕方がないのです。ポピーの蕾も細かい毛に覆われて
いるので水が玉になりやすいのです。白い線が縦に走り、開花が始まろうとしています。


ニコンF6 24-120mm f4.5 オート フジクロームベルビア

2014年5月25日日曜日

凝視

数年前石見銀山を歩いていた時に出合いました。まだ子供なのでしょう。
大きな目でジッと見つめてくる、物怖じしない姿がとても印象的でした。


ニコンF6 80-400mm F5.6 オート フジクロームベルビア 

2014年5月24日土曜日

カモミール

一面のカモミールです。ポツンポツンとポピーの朱が彩りを添えています。和名はカミツレ、
四千年以上前のバビロニアですでに薬草として栽培されていました。渡来は19世紀初め
オランダからです。近くに生えている植物を健康にする作用があります。

ニコンD800 24-120mm f16 オート ISO800

2014年5月23日金曜日

マーガレット

伸び上がる様にして咲く純白の花が群落をなしている様は、土手や野原の初夏の風景の定番
の様な気がします。カナリア諸島原産で日本に入って来たのは明治の始めです。大きく育つと
茎が木質化する事から、木春菊と云われていた時期があります。青空の似合う花です。

ニコンD700 24-120mm f5.6 オート ISO800

2014年5月22日木曜日

ノリウツギの花

今年もノリウツギの花が咲きました。初夏の山では紫陽花の花に似たこの花が目に付きます。
樹皮の粘液が和紙を漉く時の糊になる事からこの名が付きました。


ニコンD800 80-400mm f5.6 オート ISO3200

2014年5月21日水曜日

卯の花

ウツギの花を略して卯の花と云います。ウツギは「空木」幹が空洞になっている事。「卯月」陰暦
の四月に咲く事からと両方の意味があります。山の中ではまだ開き始めでした。


ニコンD800 80-400mm f5.6 ISO3200

2014年5月20日火曜日

マムシグサ

今日、納得のマムシグサに出合いました。今まではこの花の場合、正面?からしか認識して
いませんでしたから、マムシグサのという名前に納得していませんでした。これなら納得。

ニコンD800 80-400mm f5.6 オート ISO3200

2014年5月19日月曜日

水木の花

この時季山に出掛けると水木の花が目立ちます。白い皿を伏せたような
花序が沢山並ぶのですぐに解ります。枝を折ると水が滴り落ちると云わ
れるほど樹液が多い事が名前の由来になっています。


ニコンD700 80-400mm f8 オート ISO800



2014年5月18日日曜日

かすみ草

雨の降る中で撮影しました。水玉の撮影で苦労するのは被写界深度です。クローズアップの
撮影は背景の単純化の為に基本的に絞り開放で行います。結果的に一点描写という事にな
るのですが、この様に多点描写にしたい場合は平行になる様にカメラの角度を調整します。


ニコンD800 マイクロ105mm 2倍テレコン 開放 ISO800

2014年5月17日土曜日

糸トンボ

蓮や睡蓮などの撥水効果のある葉は、雨が降った後には綺麗な水玉が出来ています。これを
ロータス効果というそうですが、いつも自然の造り出す美には脱帽してしまいます。睡蓮の葉の
上で糸トンボが休憩していました。もうそんな季節なのかと改めて感じます。

ニコンD700 80-400mm f11 オート ISO800

2014年5月16日金曜日

水滴に埋もれて

雨上がりの野原で無数の水滴の雲に浮かぶ様に、タンポポ(カンサイタンポポ?)の花が咲いて
いました。たくさんの花が茎をスッと伸ばして雲の上で黄色く輝いているのに、この花だけは水滴
雲に埋もれていくような印象を受けました。


ニコンD800 80-400mm f22 オート ISO1600

2014年5月15日木曜日

美咲町北庄

昨年5月7日の美咲町北庄です。住宅は山側に造り、水田は谷に
向かって下っています。代掻きの終わった田に水が張られていま
せん。美咲町の棚田は天水に頼っているために、その年の水事情
に左右されますが、この地区の田植えは大体6月に入ってからにな
るそうです。

ニコンD800 24-120mm f11 オート ISO200

2014年5月14日水曜日

麦秋

簸川平野の麦は収穫の時を迎えています。空には鯉のぼりが泳ぎ、よく手入れされた
築地松が簸川平野を象徴しています。初夏の簸川平野に優しい風が吹いています。


ニコンD700 80-400mm f8 オート ISO800

2014年5月13日火曜日

杜若

姫逃池の杜若(かきつばた)です。日本原産で花菖蒲と違い、どこか女性的な雰囲気が
在ります。姫逃池のカキツバタはそろそろ見頃を迎えます。

ニコンD800 80-400mm f5.6 オート ISO800

2014年5月12日月曜日

牡丹

牡丹は中国北西部原産で古くから栽培されおり、花の豪華さから花王、花神などと呼ばれ、
珍重されていました。牡丹の「丹」は赤を意味し、「牡」は文字通り、雄です。明代では赤い花
が最高級品とされていました。牡丹の実生は必ずしも親と同じ赤い花を咲かせるとは限らず、
繁殖は株分けで行われていました。この事から「雄(子供の出来ない)の赤い花」、牡丹となっ
たそうです。私個人としては濁りのない白い花の方が好きです。

ニコンD800 24-120mm f8 オート ISO400

2014年5月11日日曜日

花菖蒲

池の面が中天の陽射しを受けてキラキラ輝いて、薫風が花びらを優しく揺らしています。池の畔
は山の若葉と花菖蒲は初夏の香りがします。


ニコンF6 24-120mm f5.6 オート フジクロームベルビア

2014年5月10日土曜日

いかり草

いかり草の群落に出合いました。若葉の頃の山歩きで必ず出合う花です。花の姿が船の錨に
似ている事から名付けられました。下向きに咲く上に背が低いので、見上げる様な形で出合う
事はめったにないのです。

ニコンD800 80-400mm f5.6 オート ISO800

2014年5月9日金曜日

カタクリの為に

山道を登っていると、道の脇の斜面にカタクリの花が散見されるようになってきました。一定
の幅で両脇が手入れされているのです。ただ、カタクリの為にこれ程の手間を掛けておられ
るのです。感謝。感謝…。

ニコンD800 80-400mm f5.6 オート ISO800

2014年5月8日木曜日

猫の目草

岩場に猫の目草。見付けた時、ちょっとびっくりしました。猫の目草は水を好む花で、湿地や
渓流沿いによく見掛ける、地味ではありますがとても存在感のある花です。近寄ってみると
岩から水が滲み出していました。

ニコンD800 80-400mm f5.6 オート ISO800

2014年5月7日水曜日

新緑

大山三の沢付近です。標高の低い所では山桜が咲き、新緑の若葉色に染まっていますが
標高の高い所ではまだ冬芽で薄茶色の領分です。谷には雪が残り、雲に覆われた頂上付
近ではまだ冬の領域なのでしょう。大山ではまだ冬と春が同居しています。

ニコンD800 80-400mm f8 オート ISO800

2014年5月6日火曜日

カタクリ

カタクリの花を思いっきりクローズアップしてみました。くりると巻いた花弁、雄しべと雌しべが
とても目立ちます。虫を引き寄せる目立つ花弁、花粉をたっぷり付けた雄しべと、程よい距離
の雌しべ、美しさと共にとても合理的です。よく見ると雄しべに小さな虫が…。

ニコンD700 マイクロ105mm f2.8 オート ISO800

2014年5月5日月曜日

渓流に

今年もシロカネソウに出合いました。小さな滝のすぐ近く、常に水しぶきを浴びる様な場所を
好む小さな花です。撮影する私もカメラも、水しぶきを浴びているのです。

ニコンD800 マイクロ105mm f2.8 オート ISO800

2014年5月4日日曜日

新緑

新緑と山桜と発芽前の冬芽が混在した斜光の山の風景です。遠くには残雪も見えます。
昼前から晴れたこの日は、空気が澄んでいました。とても気持ちの良い春の日でした。


ニコンD800 80-400mm f8 オート ISO800

2014年5月3日土曜日

芽吹き

打線では新緑は始まったばかりです。今やっと芽吹く様子が至る所で見受けられます。
先端だけ芽吹いて口を開けた様子は、何か喋っている様でユーモラスです。


ニコンD800 24-120mm f4 オート ISO400

2014年5月2日金曜日

遅い春

奥大山は春が始まったばかり、辛夷の花が盛りを過ぎ、山桜が満開の時を迎え、木々の新芽が
柔らかな若葉色で山を覆い、下を観れば土筆が背伸びしています。今日は久し振りにすっきりと
した青空が広がっています。

ニコンD800 80-400mm f5.6 オート ISO400

2014年5月1日木曜日

水芭蕉

吾妻山の水芭蕉です。尾瀬の水芭蕉はとても有名ですが、吾妻山にもわず
かながら咲いているのです。2011年4月20日に撮影したものです。前日に
雪が降り、あちこちで溶け残っていました。

ニコンD700 80-400mm f5.6 オート ISO800