神社の名称は忘れましたが松江市大野町の小さな神社の境内に座っていた岩です。
日本の宗教の原点は八百万の神であると想っています。すなわち万物に宿るすべて
の霊性が神であって名前などはなかったのではないか。そこに仏教が渡来して序列
と人格(祭神)が生まれたのではないかと想っています。岩の上の五角柱にはオオナ
ムチ、スクナヒコナなどの祭神の名が刻まれています。最初は山、岩、池、川、丸石、
等々その物が信仰の対象であって、拝殿(平安時代の神殿造りがモデル)もなく遙拝
の場所だけが存在していたはずです。先日、釜浦の石上神社を訪ねました。神社の前
の家の人にこの神社の祭神はと聞くと、ただ一言「石」と言われました。八百万の神は
健在でした。
ニコンD800 24-120mm f8 オート ISO400
|
0 件のコメント:
コメントを投稿