ヒメレンゲ

ヒメレンゲは湿った場所を好む花です。このヒメレンゲは滝から少し離れた大きな岩にしがみ付く
様に咲いていました。深い山の中めったに人の来ない様な場所で黄金色が一際鮮やかでした。

コンタックスＮ1　24-85ｍｍ　ｆ11　オート　フジクロームベルビア

雨の降る

ダム湖に雨が降っています。遠くの山の緑は暗く沈んでいますが、ダム湖の新緑は雨に濡れて、
柔らかな風合いが伝わってきます。一雨ごとに新緑は鮮やかさを増していきます。

ニコンＦ6　24-120ｍｍ　ｆ8　オート　フジクロームベルビア　

クロモジ

山は急速に新緑の淡い初々しい色に染め上げられていきます。その中でも真っ先に顔を出すのが
クロモジの花と新芽です。判日陰を好むこの木は爪楊枝の材料としてよく知られていますが、最近
では薬の材料として注目されています。

ニコンＤ800　24-120ｍｍ　ｆ4　オート　ＩＳＯ400　

代掻き

早い所ではすでに田植えの終わっている所がありますが、山王寺では代掻きの仕上げをご夫婦
でしておられました。土手にはチューリップが咲き、うまそうな蕨が沢山顔を出していました。

ニコンＤ800　80-400ｍｍ　ｆ8　オート　ＩＳＯ400

水紋

ダムの壁面を流れ落ちる水を、高速シャッターで切り取ってみました。一見
氷の様な、触るとケガをしそうな、そんな雰囲気が伝わってきます。

ニコンＤ800　80-400ｍｍ　ｆ5.6　1/8000　ＩＳＯ6400

藤

優雅で気品あふれる紫のしだれ花が風に揺れて、春の終わりを告げているようです。藤は
日本原産の花で、万葉集にも多々登場しているほど古くから日本人に愛されています。
歌舞伎に登場する「藤娘」はその代表例でしょう。

ニコンＤ800　24-120ｍｍ　ｆ11　オート　ＩＳＯ800

新芽

幾度も取り上げて申し訳ありませんが、春の山を訪れるとどうしても
眼に入って来るのです。秋の紅葉の盛りより、この時期のもみじの方
が気になって仕方がないのです。

ニコンＤ800　80-400ｍｍ　ｆ11　オート　ＩＳＯ400

マルハナバチ

今日は暖かな良い天気です。マルハナバチが蜜を求めて花から花へ、カラスノエンドウを
見付けて止まった所です。良い季節になりました。

ニコンＤ800　マイクロ105ｍｍ　ｆ11　オート　ＩＳＯ800

群鯉

山麓の池の鯉たちです。水の温度が上がって動きが活発になり、人の姿が見えれば群がって
きます。芽生えたばかりの若葉の間からの陽射しに、普段目立たない真鯉たちの姿が浮かび
上がりました。

ニコンＤ800　24-120ｍｍ　ｆ8　オート　ＩＳＯ800

ハウチワカエデ

昨日は二十四節気の穀雨でしたが、今日になって降って来ました。葉を広げようとしている
ハウチワカエデは雨に濡れて嬉しそうです。

ニコンＤ800　80-400ｍｍ　ｆ16　オート　ＩＳＯ3200

ミヤマカタバミ

渓流沿いに咲いていました。元々群生する花ですが一輪だけポツンと咲く様子は、
ひっそりとですが「私を見て」と呼んでいるようでした。

ニコンＤ800　マイクロ１０５ｍｍ　ｆ2.8　オート　ＩＳＯ800

陽射して

水面に波が煌き、橋の欄干が影を落としています。一匹の亀が水底を這うようにゆっくりと
遡上しています。長閑な春の午後です。

ニコンＤ800　80-400ｍｍ　ｆ8　オート　ＩＳＯ800

八重桜

八重桜が今盛りです。手前のピンクのボケは躑躅です。山を観れば萌えだした若葉が柔らかな
色で木々を染め始めています。雨が静かに降っています。

ニコンＤ800　24-120ｍｍ　ｆ8　オート　ＩＳＯ400

ミツバツツジ

今、ミツバツツジの朱が山裾でとても目立ちます。躑躅の名の由来は諸説あり、次々に連なって
咲くと云う意味の「つづき咲き」から来たとする説が一般的ですが、躑躅は足踏みする、たたずむ
の意があり、美しさに思わずたたずむ事からなどの説があります。

ニコンＤ800　24-120ｍｍ　ｆ5.6　オート　ＩＳＯ200

しだれ桜

先日、世羅甲山公園を訪れました。しだれ桜で有名な公園だそうで、平日にもかかわらず
大変な人出でした。私たちは写真にしやすい一本桜を狙う事が多いのですが、たまには桜
並木にも出掛けたくなります。そして「どう写すか」で悩むのです。

ニコンＤ800　24-120ｍｍ　ｆ4　オート　ＩＳＯ200

水温む

小さな川を花びらが流れていきます。春の陽射しが川面をきらめかせ、花びらの影を水底に
映し流れていきます。水の中では数匹のメダカが温んだ水に戯れています。

ニコンＤ800　24-120ｍｍ　ｆ8　オート　ＩＳＯ400

やまざくら

葉と一緒に咲いているので山桜の一種でしょう。見慣れた赤い葉ではなく、瑞々しい若葉色です。
花も見慣れた形ではなく、梨の花に似ています。清々しい花です。

ニコンＤ800　80-400ｍｍ　ｆ5.6　オート　ＩＳＯ800

桃の花

八重咲きの桃の花です。桜の花で上ばかり見上げていたら、いきなり足元の
華やかな花が眼に飛び込んできました。八重咲きの桃の花は初めて見ました。
日本書紀に桃は登場しますが、邪気払いの霊力があると語られています。万葉
の昔から人々に愛され続けて来た、優しい花なのです。

ニコンＤ800　マイクロ１０５ｍｍ２倍テレコン　開放　ＩＳＯ800

散る桜

前日の雨か、風の紋様か、落花が流れています。誰の句か忘れてしまいしたが、
「散る桜　残る桜も　散る桜」と云う句が浮かんできます。

ニコンＤ800　24-120ｍｍ　ｆ11　オート　ＩＳＯ800

桜に柳

柳の新芽と桜のツーショットです。たおやかで女性的な風情の柳と、花と云えば桜を指すぐら
いに春の代表的な花で、華やかさと儚さを併せ持つ桜との組み合わせは、春を象徴している
様な気がします。

ニコンＤ800　80-400ｍｍ　ｆ8　オート　ＩＳＯ800

山桜

雨が降る中、山桜が満開の時を迎えています。時折強くふく風に池面にさざ波が
揺れています。ソメイヨシノの派手さはありませんが、朱の葉と共に花を開く山桜
には気高さと匂う様な美しさがあります。

ニコンＤ800　80-400ｍｍ　ｆ16　オート　ＩＳＯ800

醍醐の桜2

昨年の醍醐桜は花の付きが悪く、透けて見えるぐらい疎らでした。初めて醍醐桜を見た私は、樹
勢が衰えて来たのかと心配したのですが、今年は見事に花を付けていました。

ニコンＤ800　24-120ｍｍ　ｆ11　オート　ＩＳＯ200

醍醐の桜

岡山県真庭市別所の醍醐の桜が満開の時を迎えています。樹齢が７００年とも１０００年とも
云われ、後醍醐天皇が隠岐に流される際に、立ち寄って絶賛したとの故事があります。別所
には１４軒ありその内の１３軒は同じ姓（春木）で代々、醍醐桜の周りで畑を造り、畑の肥料が
間接的に醍醐桜の肥料となってこの木を守ってきたそうです。

ニコンＤ800　80-400ｍｍ　ｆ11　オート　ＩＳＯ800

桜

澄んだ青空を背景にすると、桜の持つ清潔感、潔さなどがより強調される様な気がします。
サクラの「サ」は古代日本人が神を感じた音で特に田の神を指しています。「クラ」は座の意
で、サクラは「田の神の座」となります。その神格化がコノハナサクヤヒメです。

ニコンＤ800　80-400ｍｍ　ｆ11　オート　ＩＳＯ800

楓の花

いろは紅葉の花が陽射しに浮かび上がっていました。新芽の薄緑に花の朱が
映えて、普段目立たない楓の花がとても美しく、春の暖かさを感じました。

ニコンＤ800　24-120ｍｍ　ｆ4　オート　ＩＳＯ200

エナガ

城山の桜にエナガがちょこんと。下を通りかかった時、花が落ちてきました。さてはと想い見上げ
ると「ウソ」らしき姿が。レンズを取り換えるために、目を離したすきにいなくなり、代わりにいたの
はエナガでした。スズメより小さな鳥で尾が長いのですぐに解ります。ちなみに留鳥です。

ニコンＤ800　80-400ｍｍ　ｆ5.6　オート　ＩＳＯ800

三椏 満開

倒れていた城山の大きな三椏の樹の花が、倒れたまま満開になっていました。よく見ると
とても美しい花なのです。城山では唯一のミツマタです。守ってやりたいものです。

ニコンＤ800　マイクロ105ｍｍ　ｆ2.8　オート　ＩＳＯ200　

桜満開

良く整備された谷間の小さな水田を見下ろすように、桜が満開の時を迎えています。まもなく
始まる荒起しから、今年もいつものように米作りが始まります。

ニコンＤ800　24-120ｍｍ　ｆ11　オート　ＩＳＯ400

百花繚乱

今年は春先の気温が低かった事と、ここに来て急に暖かくなった事で春の花が一気に咲きました。
桜、椿、連翹、雪柳、桃、紅梅、まさに百花繚乱様々な花が咲き乱れています。

ニコンＤ800　24-120ｍｍ　ｆ11　オート　ＩＳＯ400

ハクモクレン

ハクモクレンの巨樹が青空の下、無数の花を輝かせていました。近くの水田では所々で、
トラクターが動き回り、荒起しが行われています。農家の人たちにとって忙しい日々が始ま
る春の到来です。

ニコンＤ800　24-120ｍｍ　ｆ11　オート　ＩＳＯ400