2013年9月30日月曜日

秋桜

コスモスの花が風に揺れていました。一段掛けの稲はでの向こうには、土手を通して山並みが
見えます。何故か、心が穏やかになる秋の風景です。いつまでも残しておきたい日本の風景の
一つです。
ニコンD800 24-120mm f11 オート ISO100

2013年9月29日日曜日

虹色に輝いて

意外な高さで蜘蛛の巣が虹色に輝いていました。支えとなる樹の枝がそんなに近くにはないのです。
どうやって張ったのだろうか、その努力には脱帽です。美しく輝く蜘蛛の巣に驚くとともに、努力が報わ
れる事を願ってしまいます。

ニコンD800 80-400mm f5.6 オート ISO400



2013年9月28日土曜日

つゆ草

彼岸花に囲まれて隠れる様に咲いていました。薄い花びらの澄んだ秋の空の様な青色が好きで
この時季になると無意識のうちに探している自分がいます。古名を着き草、花びらを直接すり付け
て布を染めたところからきているそうです。別に月草という名もあります、月見の花としても似合い
そうです。

ニコンD800 24-120mm f4 オート ISO100

2013年9月27日金曜日

水辺の萩

万葉の時代には最も愛された花だそうです。食料、薬草、染色など実用的にもいろいろ使われま
れました。秋を代表する花です。川向こうの道を足早に通り過ぎる人の、萩の花に一瞬眼を留め
て、わずかに微笑んだ顔が印象的で、心に残りました。

ニコンD700 24-120mm f11 オート ISO800


2013年9月26日木曜日

彼岸花の道

轍のように残る草の道の先には、荒れるに任せた耕作放棄地が
広がっています。轍を縁取るように咲く彼岸花は、この道を行き
来した人々の記憶をとどめているような気がします。彼岸花に似
合う熟した稲穂の黄金色が、此処にはないのです。

ニコンD700 24-120mm f11 オート ISO400

2013年9月25日水曜日

稲はで

はで干しをするところが少しずつ増えてきたような気がします。右側の土手は法勝寺川の桜土手です。
彼岸花と稲はでの風景は昔ならどこでも見ることが出来ましたが、今ではとても懐かしい風景になって
しまいました。自家用の小規模なものが多いでしょうが、はで干し米としてブランド化しているところもあ
るようです。

ニコンD800 24-120mm f11 オート ISO200

2013年9月24日火曜日

野焼き

今頃はあっちこっちで野焼きの煙を目にします。伯太町では鳶が何羽か、煙の周辺を飛び回っては
地面に向かって急降下していました。驚いて飛び出す虫でも狙っていたのでしょうか、鷺がトラクター
について歩く姿はよく見掛けましたが、鳶は初めてです。

ニコンD800 80-400mm f8 オート ISO800

2013年9月23日月曜日

竹林

強い光を真上から受けて浮かびあがる竹林の姿には、昔から心惹かれるものがあって想わず撮影
してしまうのです。うなだれる形が、幽霊の手の様で気持ち悪いという人もいますが、明るい緑が玉
の様に浮いているのを見ていると、陽射しの温もりを感じるのです。尤も、このような竹林は大抵の場
合、山が手入れをされず放置された結果である事が多いのですが……。

ニコンD800 24-120mm f8 オート ISO100  

2013年9月22日日曜日

輪模様

稲はでの為にストックされていた竹が朽ちています。大小の白い輪模様が乱雑なようで不思議な
調和を見せています。時の停まったモノクロの世界に、土手の彼岸花の鮮やかな朱が季節の移ろ
いを教えてくれているようです。

ニコンD800 24-120mm f5.6 オート ISO400

2013年9月21日土曜日

アサガオ

出石町を散策していると、廃屋の庭にアサガオが咲いていました。透きとおる様なブルーに魅せられて
想わず撮ってしまいました。正午に近い時間と季節からアサガオ属ではなく、サツマイモ属のソライロア
サガオ(西洋アサガオ)のようです。

ニコンD800 24-120mm f4 オート ISO100

2013年9月20日金曜日

千年の大けやき

出石町の石部神社境内で、空を覆うように大きく枝を張り出して聳える。千年は経ている
だろうと言われる大けやきです。近づいて見上げると圧倒されるような迫力です。大きさ
を写真で表現するときは見上げる様に撮ると、たいてい失敗することが多いのですが、大
きく張り出した枝のおかげで、何とか大きさが表現出来たようです。

ニコンD800 24-120mm f11 オート ISO100

2013年9月19日木曜日

出石稲荷神社参道

出石町を訪れました。出石町は古事記にも登場する古い町で、室町時代、守護大名山名氏の外様
大名小出吉英によって、慶長9年(1604)出石城と城下町が築かれました。江戸時代は仙石家の城
下町として発展しました。大きさのわりには神社仏閣の多い町です。稲荷神社の鳥居の参道は見事
なものでした。
ニコンD800 24-120mm f11 オート ISO3000

2013年9月18日水曜日

芙蓉

芙蓉の薄い花びらが陽射しを受けて、花芯の影を映して透けています。芙蓉の花は夏のイメージ
ですが歳時記では秋の花です。華やかでよく美女に例えられるこの花は「美人薄命」夕方には萎む
一日花です。
ニコンD800 24-120mm f4 オート ISO100

2013年9月17日火曜日

白花彼岸花

白い彼岸花が咲いていました。以前から時々見掛けていましたが、久し振りに出合いました。
見慣れた曼珠沙華の朱色の帯は、鮮やかな印象と共に夏の終わりを感じますが、群生するこ
とのない白花彼岸花は珍しさも手伝ってか、涼しさを感じます。彼岸花の仲間の黄色い花を咲
かせるショウキズイセン(リコリス)と曼珠沙華との自然交雑種と言われています。

ニコンD800 24-120mm f11 オート ISO100


2013年9月16日月曜日

ツマグロヒョウモン

大山のマツムシソウにはいつもツマグロヒョウモンの群れ飛ぶ姿があります。
紅葉にはほど遠く、花の少ないこの時期に秋の花の走りとして花を咲かせる
マツムシソウには青空と白い雲と蜜を求めて集う蝶たちが似合います。

ニコンD800 24-120mm f4 オート ISO400

2013年9月15日日曜日

看板犬

大山レークホテルの看板犬ガイナ君です。体重60キロのピレネーマウンテンドッグ、とても大きい
のですがとても優しくて人懐っこいのです。ただ、犬嫌いの人は判るようで、そんな時はさりげなく
離れます。暑さが苦手で夏はおとなしいのですが、雪が積もると元気になって時々脱走します。そ
んな時は人里離れた山の中の事、足跡をたどればすぐに見つかるそうです。

ニコンD800 24-120mm 

2013年9月14日土曜日

絡まれて

彼岸花が急速に伸びて開花寸前です。何故か、つる性植物が絡み付いて
います。たまたま、蔓があったところに顔を出してしまったのでしょう。どちら
が災難なのか難しいところですが、なかなか面白い。お彼岸もまもなく、季節
は確実に進んでいるようです。

ニコンD800 24-120mm f4 オート ISO100

2013年9月13日金曜日

池畔

池畔の草地に大きな樹が一本、根元の影に隠れるようにして青鷺が一羽佇んでいました。
この鷺、別に獲物を狙うでもなし、ただジッと佇んでいるだけです。寂として声もなく、ゆった
りとした時間だけが過ぎてゆく。そんな風景でした。

ニコンD800 80-400mm f5.6 オート ISO400

2013年9月12日木曜日

ゲンノショウコ

紅花ゲンノショウコと白花ゲンノショウコが隣り合って咲いていました。紅花は主として西日本、
白花は主に東日本に多いそうです。大山は中間的な気候なのでしょうか、そう言えばピンクの
ゲンノショウコも咲いていました。漢字では「現の証拠」と書きます。飲めばたちまち薬効が現れ
るところから来た名前です。歳時記では夏の花、今は夏の花と秋の花が同居しています。

ニコンD700 マイクロ105mm2倍テレコン 開放 オート ISO400

2013年9月11日水曜日

枡水高原

今年も松虫草と蝶たちを見るために枡水高原にやって来ました。昨年は9月6日に訪れています。
花の様子では昨年と大差はないようです。今年は駐車場が新設されていましたが、周辺に昨年
までは見掛けなかった、タカネマツムシソウが咲いていました。元々在ったものを見過ごしていた
のでしょう。反省

ニコンD800 24-120mm f4 オート ISO100

2013年9月10日火曜日

緑陰

緑陰でじっとして体を休める鯉、大山山麓の大野池です。小さな湖、かなり大きい池という感じ
の大野池は、大山レークホテルの所有で厳しく管理されていて、ブラックバスやアカミミガメなど
の外来種が入らないように気を付けているそうです。天然の真鯉が四十数匹と業者の好意で緋
鯉が八匹程度いるそうです。秋の紅葉はとても素晴らしいそうです。

ニコンD800 24-120mm f11 オート ISO400

2013年9月9日月曜日

虫送り神事の里

虫送り神事の里、邑南町矢上鹿子原(かねこばら)、山に抱かれた小さな集落です。集落の周り
は殆ど水田です。山間のこのような場所だからこそ、虫送り神事が残されたのでしょう。雨が少し
降っていましたが視界は比較的良く、山辺の百合の蕾の水滴が優しく光っていました。

ニコンD700 24-120mm f8 オート ISO800


2013年9月8日日曜日

雨上がり

虫送り神事を見物していた子供たちも、雨が上がるとジッとしていられないのか、あぜ道を走りな
がら何かを探しています。お姉ちゃんは足を踏み外したのか、傘を片手に長靴を持って従ってい
ます。山里のいつもの風景なのでしょう。時がゆったりと流れているようです。


ニコンD700 24-120mm f8 オート ISO800

2013年9月7日土曜日

虫送り踊りが終わって、たまたま置かれた笠の前に佇む子供、踊りの間は夢中になって
目を輝かせていました。山間の小さな町ですが、雨の中、子供の姿が目立ちました。伝統
文化の次代を担う子供たちが祭りに集まる風景は、心温まるものでした。

ニコンD700 24-120mm f8 オート ISO800

2013年9月6日金曜日

虫送り踊り

雨が降り出してきて、虫送り踊りは集会所の中で行われました。笠の赤い飾りが紙製のため
雨に濡れるとすぐ駄目になってしまうそうで、とても気にしておられました。笠をかぶり、太鼓を
たたきながら円を描く踊りは、願いを込めているような印象を受けました。

ニコンD700 24-120mm f8 オート ISO1600

2013年9月5日木曜日

虫送り祭の主役

虫送り踊りの主役は、斉藤別当実盛です。よく出来た武者人形ですね。この武者、実在の人物で
加賀国の篠原の戦い(1183年)で、木曽義仲(実盛は命の恩人)を相手に敗死します。その際、
乗っていた馬が稲の切り株に躓いたところを討ち取られたために、稲を食い荒らす害虫になったと
の伝承があります。

ニコンD700 24-120mm f11 オート ISO800

2013年9月4日水曜日

虫送り

邑南町矢上鹿子原の虫送り踊りは、各地で行われていた虫送り神事が農薬の普及に伴い、
廃れてゆく中、原形を留める数少ないものです。2009年のこの日は、時折雨の降る生憎の
空模様、最後の諏訪神社の境内での踊りの奉納は中止になりましたが、水田を周回する虫
送りの行事だけは見ることができました。

ニコンD700 24-120mm f11 オート ISO800

2013年9月3日火曜日

武内神社

8月31日の武内神社の祭礼は毎年大変な人出で、屋台の出るメインストリートは人で埋まります。
ところが、一歩外れると途端に人通りが絶えて、華やぎながらも落ち着いた雰囲気が漂います。訪れ
る人を待っておられるのでしょうか、ひっそりと座っておられました。

ニコンD800 24-120mm f5.6 オート ISO3200

2013年9月2日月曜日

駅舎にて

一畑電鉄出雲大社前駅は、1930年大社神門駅として開業しました。
ステンドグラスの窓がはめ込まれた西洋建築の建物は、開業当時のま
まで近代化産業遺産に認定されています。備え付けの長椅子は飴色に
鈍く光り、ステンドグラスの色を投影した待合室には昭和の香りが漂って
います。

コンタックスRTSⅢ 25mm f16 オート フジクロームベルビア

2013年9月1日日曜日

太鼓谷稲荷神社千本鳥居

これはかなり前の写真です。その当時は千本鳥居を登って太鼓谷稲荷神社に
詣でる人が随分いました。上の駐車場はその当時すでに在りましたので、詣で
る人の心構えが違っていたのでしょう。前を歩く二人はとても楽しそうでした。


コンタックスRTSⅢ 35mm f5.6 オート フジクロームベルビア